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田中ひろし法律事務所のBlog

2015年5月12日 火曜日

海外旅行では現地の法律にご注意を! アメリカ・ヨーロッパ編

こんにちは、田中ひろし法律事務所です。
連休は終わりましたが、まだまだお休み気分の方も
多いのではないでしょうか。
今週も前回に引き続き、海外旅行で気をつけたい
外国の法律・条例についてご紹介します。

◇アメリカ
アメリカでは州によって法律が異なることは有名ですね。
(国の法律を連邦法、州の法律を州法と呼びますが、
詳しい説明は今回は置いておきます。)

・サボテンを折ってはならない(アリゾナ州)
 サボテンはアリゾナの名物だからでしょうか、
 無断で伐採すると懲役刑を課せられることもあります。

・歩行中の携帯電話の使用(ニュージャージー州)
 違反となるのは、歩きながら携帯電話を使用し、
 かつ信号無視をしたり横断歩道のない場所で道路を渡ったり
 した場合とのことです。いわゆる「ながらスマホ」ですね。

・地下鉄で飲酒をしてはならない(ニューヨーク州)
 ニューヨークの地下鉄というと、
 日本人工業デザイナー・宇田川信学氏デザインの車両を導入して
 格段に治安が良くなったことが話題になりました。
 観光ついでに地下鉄に乗ってみたい、と思う方も増えたのでは
 ないでしょうか。
 飲酒のほかに、座席に足を置くなどのマナー違反で罰金となる
 ケースもあるようです。
 乗車される際は気をつけてください。

◇ヨーロッパ
・スペイン広場では飲食禁止(イタリア・ローマ)
 名画『ローマの休日』のように広場でジェラートを食べることは
 できないんだとか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/スペイン広場_%28ローマ%29

・サンマルコ広場でハトに餌をやってはならない
 (イタリア・ヴェネチア)
 こちらも観光客がついついやってしまいそうなことですね。
 日本円にして数万円の罰金となる可能性もあるとは、
 なかなか厳しい!と思われる方もいるかと思いますが、
 サンマルコ広場では以前はハトがつついて建物が傷ついたり
 フンで汚れたりして、掃除や修復で莫大な費用が
 かかっていたそうです。

・女王・国王の肖像切手を上下逆さまに貼るのは
 国家への反逆とみなされる(イギリス)
 外国に行って、現地のポストカードに現地の切手を貼って
 日本に送るのが習慣、という方もいるかと思います。
 切手の向きには充分に注意しましょう。

・女性のパンツルック禁止(フランス・パリ)
 こちらはなんと200年も前にできた条例で、近年になって
 ようやく見直しがされているとか。
 当然、いまどき守っている人はほとんどいませんし、
 取り締まりもされていません。
 改正も廃止もされないままの時代遅れな法律は、
 意外とあちこちの国にあるようです。

アメリカ・ヨーロッパ編は以上です。
今回は、海外旅行で気をつけたい、という視点で
ピックアップしましたが、他にも、Googleなどで
「海外 おもしろ法律」などのキーワードで検索すると
「どうしてこんなことをわざわざ禁止したんだろう?」
と思うような法律や条例がたくさんヒットしますよ。

こちらは今回の記事を書くにあたって参考とさせていただいたページです。

「え?何言ってんの?」世界の変な法律まとめ - NAVER まとめ 

電車の居眠りで罰金約9000円?知らなかったでは済まされない、世界のびっくり罰金刑とその理由 - NAVER まとめ 

いまとなってはおかしな法律でも、最初につくられたときには
それなりの理由があるものです。
法律の由来を調べてみるのも面白いかもしれません。

投稿者 弁護士法人田中ひろし法律事務所

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