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田中ひろし法律事務所のBlog

2015年7月 7日 火曜日

弁護士のお仕事 第3回

こんにちは、田中ひろし法律事務所です。
突然ですが、日本弁護士連合会や弁護士会という団体の名前を
耳にされたことはありますか?
日本弁護士連合会については、「日弁連」という略称を聞けば
ピンとくるのではと思います。

最近では、同性婚の法制化を目指すひとびとが
「憲法で人権を保障しているのに、同性同士が結婚できないのは
人権侵害ではないか?」ということで
日弁連に対して人権救済を申し立てたとしてニュースになりましたね。
ちょうどFacebookのレインボーアイコンも話題になった時期なので
記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

この弁護士会、実は弁護士として活動するために
必ず登録しなければいけないことになっています。
さらに、日弁連への登録は地域の弁護士会を通して行われるので、
当事務所の場合は事務所のある熊本の弁護士会を通じて
日弁連にも登録をしています。
同じような団体に、医師で構成される日本医師会という団体も
ありますが、あちらは任意加入となっています。

弁護士会や日弁連は、あまり良いことではありませんが
実は「会費が高い団体」としても名が知られています。
どれくらい高いのか気になりますよね。

日弁連のホームページにはこんな資料が掲載されています。
http://www.nichibenren.or.jp/recruit/lawyer/inhouse/lawyer/about.html

資料によると、東京の場合は、入会後10年目までの
トータル(弁護士会や日弁連、特別会費などの合計)の会費が
約420万円、単純計算でも年間42万円ということになります。
多くは所属先の企業や法律事務所が負担しているとのことですが
経費としては結構な額ですね。

さて、日弁連は何をしているかが気になりますね。
日弁連や弁護士会では、弁護士の指導・監督・懲戒などの業務や、
弁護士を対象とした倫理講習会を実施しているほか、
社会制度の整備のための取り組みもしています。

弁護士会のほうはというと、日弁連同様に
弁護士の監督などを行うほか、各種の委員会も設置されています。

たとえば、熊本県弁護士会には30以上の委員会があり、その中には
・子供の人権委員会
・犯罪被害者支援委員会
・労働・貧困自殺防止PT委員会
といったものがあります。
各委員会によって活動はさまざまですが、
シンポジウムを開催したり、相談用のホットラインを設けるなど、
地域社会のために、法律の専門家として活動をしているわけですね。
また、熊本県には7箇所の法律相談センターがありますが
これらも熊本県弁護士会の法律相談センター運営委員会が
運営しています。
こういった委員会に所属している弁護士は、
それぞれの法律事務所での仕事のほかに、委員会の業務もしています。

もし、近くに弁護士事務所がなかったり、
誰に相談してよいのかわからなかったりして
悩んでしまったときは、地域の弁護士会や
国が設置している「法テラス」に相談してみると
弁護士を紹介してもらえます。

熊本県弁護士会ホームページ
http://www.kumaben.or.jp/

法テラスホームページ
http://www.houterasu.or.jp/index.html

投稿者 弁護士法人田中ひろし法律事務所

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